皆さんこんにちは!
養護白寿荘の伊藤です。
初夏の爽やかな風が吹き抜ける季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
当施設では、ご入居者の皆様に日々の生活の中で少しでも「ワクワクするひととき」を感じていただけるよう、お食事の時間を特に大切にしています。
本日、6月16日(火)の昼食は、皆様お待ちかねの特別企画「日本全国ご当地メニューフェア」が開催されました!
今回スポットを当てたのは、南国の魅力あふれる【沖縄県】です。施設内にいながら、まるで沖縄旅行に出かけたかのような気分を味わえる、栄養満点で美味しい郷土料理の数々をご提供いたしました。
その様子をたっぷりの写真とともにレポートいたします!

本日の「沖縄県」お品書き
本日ご用意したメニューは、沖縄の太陽の恵みをいっぱいに浴びた食材を取り入れた、以下の5品です。
厨房スタッフ(株式会社LEOCの皆様)が、高齢者様が喉を通りやすく、かつ素材の味をしっかり感じられるよう、細部までこだわって調理してくれました。
| メニュー名 | 料理の特徴と栄養のポイント |
| 御飯 | ふっくらと炊き上げた、お料理によく合う白米です。 |
| もずくスープ | 沖縄特産のもずくを使用し、ツルッとした喉越しでお出汁を効かせた優しい味付けのスープです。 |
| ゴーヤチャンプルー | 沖縄を代表する庶民料理。豆腐と季節の野菜、お肉、そして程よい苦味のゴーヤを合わせた炒め物です。 |
| 人参しりしり | 細かくすりおろした人参を炒めて卵でとじた、沖縄の家庭料理。自然な甘みが特徴です。 |
| パインムース | お口直しにぴったりな、トロピカルで爽やかな甘みの冷たいデザートです。 |
郷土料理に込められた栄養と、高齢者様向けの工夫
沖縄の料理は、単に美味しいだけでなく、厳しい暑さを乗り切るための「命薬(ぬちぐすい=命の薬)」としての知恵が詰まっています。
当施設では、その伝統的な味わいを活かしつつ、ご入居者様が安全に、美味しく召し上がれるよう独自の工夫を施しています。
1. ゴーヤチャンプルー:苦味を抑えてビタミンCを美味しく摂取
ゴーヤは非常にビタミンCが豊富な食材ですが、独特の「苦味」が強すぎると高齢者様の手が進まなくなってしまいます。そこで厨房では、丁寧な下処理を施し、お豆腐や卵、お肉の旨味をしっかり絡めることで、マイルドで食べやすい味付けに仕上げました。「この苦味が食欲をそそるね」「お豆腐がふわふわで美味しい」と、皆様に大変喜ばれました。
2. 人参しりしり:柔らかく、大人も子供も大好きな優しい甘さ
沖縄の方言で「すりすり」という音を表す「しりしり」。
人参を細かく千切り(すりおろし)にしてじっくり炒めることで、人参本来の甘みを最大限に引き出しています。今回はふんわりとした卵でとじることで、パサつきを抑え、お口の中でまとまりやすい食感に仕上げました。見た目も鮮やかなオレンジ色で、食卓がパッと華やかになりました。
お食事中のご入居者様の様子
食堂にシーサーのイラストが描かれた可愛いお品書きポスターが掲示されると、「今日は沖縄なんだね!」「めんそーれだ!」と、食べる前から皆様の会話が弾んでいました。
実際に配膳が始まると、「彩りがとっても綺麗」「パインのデザートが嬉しいね」と笑顔が広がります。
普段は少食な方も、本日ばかりは「もずくのスープがさっぱりして飲みやすい」と、お箸が次々と進み、多くの方が完食されていました。お食事をきっかけに、昔行った旅行の思い出話や、ご自身の故郷の話に花が咲く一幕もあり、非常に賑やかで温かい昼食時間となりました。
【ご入居者様の声をご紹介】
- 「ゴーヤは苦いイメージがあったけれど、これはお豆腐と一緒にペロリと食べられました!」(80代・女性)
- 「人参がすごく柔らかくて甘いね。家でも昔真似して作ったのを思い出して、懐かしくなりました。」(90代・男性)
これからも「食べる喜び」を大切に
養護老人ホームにおいて、お食事は健康を維持するためだけでなく、日々の生活の中で最も大きな「楽しみ」の一つです。私たちは、単に栄養を摂取するだけでなく、季節感や特別感、そして「懐かしさ」や「新しさ」を感じていただける食事サービスを追求しています。
今後も全国各地のご当地メニューをはじめ、ご入居者様に喜んでいただけるイベント食を企画してまいります。調理を担当してくださっている(株)LEOCの厨房スタッフの皆様、いつも心のこもった美味しいお食事を本当にありがとうございます!
次回のブログでは、初夏のレクリエーションの様子をお届けする予定です。
どうぞお楽しみに!