- 2026.07.26
【現場レポ】1人当たり「畳1畳」のリアルとは?いずみ野中学校地域防災拠点の訓練に潜入!
皆さんこんにちは!
養護白寿荘の伊藤です。
「もし今、大きな地震が来たらどこに逃げる?」
「避難所って、実際どんな風に過ごすの?」
そんな疑問や不安に応えるため、7月25日(日)10:00より、いずみ野中学校にて地域防災拠点運営委員会が開催されました。
真夏の暑さの中、地域の自治会メンバーやライセンスリーダーたちが集結。
名簿の更新から避難所のレイアウト確認、そして資機材の組み立て体験まで、汗を流しながら真剣に取り組んだ熱い1日の様子をお届けします!
地域の安全を守る新体制がスタート!
今回の会議は、新しいメンバーを迎えた名簿の確認からスタートしました。
災害時に円滑な避難所運営を行うため、まずは役割分担(班長決め)を実施。
最初は少し遠慮がちな雰囲気もありましたが、責任感あふれるメンバーが快く引き受けてくださいました。
経験豊富なライセンスリーダーと地域住民が手を携え、いざという時に頼れるチームワークが築かれています。
ベテランも驚き!「鍵の管理」と新たな発見
災害時にまず必要なのが「学校の解錠」です。 今回は、役員が所持している鍵の再確認を行いました。
体育館、防災倉庫、校舎の教室、正門……それぞれの鍵がどこを開けられるのかを全員で共有。
その中で、「廊下側から武道場の鍵を開けられる」という新しい発見もありました!
ベテランの運営委員からも「6年、7年やっていて初めて知った!」という声が上がるなど、日頃の確認と情報共有の大切さを改めて実感する場面となりました。
避難所のリアル:「1人当たり畳1畳」のスペース確保と配慮
東日本大震災や能登半島地震の例を引くまでもなく、避難所には多くの人が身を寄せます。
いずみ野中学校でも、体育館だけで受け入れられる人数には限りがあります。
横浜市の基準では、避難者1人あたりの専用面積は「2平方メートル以内(畳約1畳分)」。
実際の体育館の広さでメイン通路や本部スペースを確保すると、入れられるのはおよそ100〜130人程度です。
そのため、いずみ野中学校では以下のような段階的かつ細やかなスペース活用を計画しています。
- 初期対応(一次利用):体育館、B棟1階(地域交流室など)を活用。
- 要配慮者への優しさ:
- 高齢者・要介護の方:畳のある武道場や地域交流室へ案内。
- 女性・お子様・妊産婦さん:専用の教室や授乳室、更衣室を用意。
- 体調不良・感染症対策:2階の教室(旧音楽室隣など)に個別スペースを確保。
「ただ避難させる」だけでなく、小さなお子様連れや高齢の方が安心して過ごせるような配慮がしっかりと練られています。
【体験レポ】段ボールベッド vs 簡易ベッド!寝心地が良いのはどっち?
会議後半は、参加者全員で実際に避難資機材を組み立てる体験を実施しました!
今回比べたのは、避難所生活でのエコノミークラス症候群予防や冷え対策に欠かせない「寝具」です。
1. 段ボールベッド
箱状の段ボールを組み合わせて作るベッド。
「湿気を吸いやすい」という保管上の課題や年数経過による強度のチェックを行いつつ、全員で組み立てました。
2. ワンタッチ&組み立て式簡易ベッド
コンパクトに収納できるキャンプ用品のようなベッド。
「組み立てに少し力やコツがいるけれど、一度作れば丈夫でメンテしやすい!」と参加者から感嘆の声が上がりました。
3. エアマット&プライベートテント
手動から電動ポンプに改良され、設置が一気に楽になったエアマット。
さらに、視線を遮るパーソナルテントも設置しました。
「周りの視線が遮られるだけで、ホッと落ち着くね」と、避難生活における精神的なケア(プライバシー保護)の重要性を体感しました。
災害時の命綱!「ハマッコトイレ」の設営訓練
避難所運営で最も重要な問題の一つが「トイレ」です。
今回は、下水道のマンホールの上に直接設置する仮設トイレ「ハマッコトイレ」の組み立ても行いました。
テントのフレームを立ち上げ、シートをかぶせ、屋根を取り付ける一連の流れを協力して実施。
さらに、プールからポンプで水を引き込んで流す仕組みや、下水管のバルブの扱いについても実地で確認しました。
「重い資機材を運ぶのは大変だけど、実際に組み立てておかないと、いざという時に動けない」 参加者の誰もが真剣な表情で汗を拭いながら作業を完了させました。
普段何気なく通り過ぎている地元の避難所ですが、その裏では地域のリーダーやボランティアの皆さんが、万が一の時に「命と生活を守る」ための準備を重ねています。
「1人当たり畳1畳」という限られた空間だからこそ、お互いの譲り合いと事前の計画が欠かせません。
ご家庭でも「避難所に行ったとき、家族でどう過ごすか」「非常用持ち出し袋に何を入れるか」を、ぜひこの機会に話し合ってみてくださいね。
地域の備えは、一人ひとりの「知ること」から始まります!