- 2026.05.01
【若手対談】私がここに来て、そして今ここにいる理由② ―想像と実際の間で
皆さんこんにちは!
養護白寿荘 生活相談員のTと支援員のKです。
今回は、対談企画「私がここに来て、今も続けられている理由」の第2弾として、入職直後の驚きや苦労について振り返ったパートをお届けします。
対談メンバー
● T:養護 生活相談員(4年目)
● N:養護 看護師(3年目)
● K:養護 支援員(2年目)
● Y:特養 介護員(1年目)
―実際に入職して驚いたことや大変だったことは?
▼ K
驚いたのは、養護白寿荘には職員個人を尊重する環境があることです。
介護関係の仕事って、爪を伸ばしてはいけないとか、ネイルやアクセサリーはダメとか、髪の毛の色が決まっていたりとか、規則がとても厳しい印象だったんですよ。
でも、ここには個人を尊重する環境がある。
私はピアスをつけていますが、アクセサリー一つで自分らしく輝けると感じています。
人によって意見は異なると思いますが、ある程度自由な中でも、仕事がしっかりできるならそれでいいと私は考えています。
▼ N
なるほど。
▼ K
私は特養での勤務経験があるので、特養と養護の違いにも驚きました。
養護では排泄介助を要する方が少なく、介護度のついていない方が大半です。
また、養護には精神疾患をお持ちの方が多く、信頼関係を築くまでにより時間がかかると感じています。
それと、養護白寿荘では基本的にお看取りができないのですが、様々な要因が重なって、昨年お看取りを行いました。
まさかお看取りを対応させていただけるとは思っていなかったので驚きましたが、貴重な経験でした。
▼ T
白寿荘にも、養護と特養がありますよね。
どちらも高齢者施設ですが、特養は介護保険法、養護は老人福祉法に基づく施設で、成り立ちや設置目的が異なる。
両者をどちらも経験されているからこそ感じる驚きだったのではないでしょうか。
Nさんはどうですか?
▼ N
病院に比べて職員の人数が少ない環境で働くのが初めてだったので、少人数でどのように業務を回していくかを考えなくてはならないところは大変でしたね。
まだ自分の業務を覚えるのに必死な頃から、他の職員の状況も考えて業務を調整するのは大変でした。
▼ T
Nさんは入職と同時に、部署を取りまとめる立場を担っていましたからね。
▼ N
入職して驚いたのは、職員それぞれが良くも悪くも上下関係なく自由に働いているところでした。
たとえば大きい会社では、縦社会のところもあったりという話を聞きますが、養護白寿荘はそういう環境とは違い、自分たちがやりたいことを主体的にやって動いていける環境だと思います。
それが良いところであり、逆に課題になり得るところでもあると感じています。
自由であるがゆえに、バラバラな部分が出てくると、一つの事業所としてはうまく回らなくなってしまうリスクがある。
それは転職して気づいたところですね。
新卒入職だったTさんは?
▼ T
ギャップと言うと悪いイメージがありますが、良い意味で驚いたこともありました。
思っていたより残業が少なかったです。
入職当時はまったくなかった。
今思うと、それは当時の自分にできる業務が限られていたからでしょうが、上司や同僚から「キリがよいところで帰って大丈夫だからね」と声をかけていただける環境だったというのも背景にありますね。
▼ N
そうだったんだ。
▼ T
また、養護の相談員の業務範囲の広さには驚きましたね。
当然、相談援助業務が要ですが、列挙すれば、それ以外の業務の方が断然多い。
たとえば車を運転して金融機関、病院、役所に行くことや、ご家族やボランティアの方、外部の介護保険事業者との関わりもあります。
また、入退所調整や金銭管理、それに伴う各種事務処理も担っています。
養護の相談員は、電話はもちろんですが、車や電卓、スティックのりを多用します(笑)
▼ K
仕事覚えるの、大変だったんじゃない?
▼ T
それなりに大変でしたね。
今も完璧とは程遠いですし。
とりわけ入職直後は、相談員の役割を掴めない時期から色々なことに挑戦させていただいたので。
加えて、どんな仕事にも言えますが、初日からいきなりプロの相談員として認識されますよね。
相手からすれば、目の前の職員が1年目であろうと20年目であろうと、求めるものは変わらない。
だから、来客・電話対応の場面では特にプレッシャーを感じました。
▼ K
それは大変だ。
▼ T
あとは、挨拶ができない職員がいたことも一つの驚きでしたね。
社会人に求められる振る舞いを、必ずしも全員が身につけているわけではないのか…と。
今は決してそんな職員はいませんが、当時の自分の日記を見返したら、本気で憤っていて(笑)
今でこそ笑い話にできますが、当時は真剣に悩んでいましたね。
▼ N
今でもたまにその話してるもんね(笑)
▼ T
最後に一つだけ!
新人たる者、何を指示されても「はいかYesか喜んで」の姿勢で応えなくてはと勝手に言い聞かせていた時期がありました。
それは、仮に自分がいっぱいいっぱいの状況であっても同じでした。
当時は、しんどい時に「しんどい」と本音を言える相手を作れなかったんです。
あらゆる挑戦に苦労はつきものですが、防げるのなら、後輩には同じような思いは極力してほしくない。
私は、Nさん、Kさんという同世代の二人の入職を機に、前向きな話だけでなく、不満や愚痴も吐き出せるようになりました。
先ほど、白寿荘には自由な環境があるという話がありましたが、Wakatty’sの立ち上げもその環境があってこそのことです。
想像と実際の間で揺れながら、それぞれが自分なりに向き合ってきたことを実感した今回の対談。
次回は、「一人じゃなかったから」と称して、若手職員が今日まで仕事を続けられている理由について語り合ったパートをお伝えします。
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