皆さんこんにちは!
養護白寿荘の伊藤です。
「もし、真っ暗な夜中に大きな地震が来たら……?」
災害は、明るい昼間に起きるとは限りません。
街灯や家の明かりが消え、一寸先も見えない暗闇の中で、私たちは素早く、安全に行動できるでしょうか。
9月13日(土)19:00〜20:00、横浜市立いずみ野中学校にて地域防災拠点運営委員会(20名)による「夜間訓練」を実施しました。

今回は、地域の誰もが安心して避難できる体制をつくるために行われた訓練の様子をレポートします!
訓練の主な内容
1. 正門、備蓄庫の開錠
2. 施設点検(体育館開錠含む)
3. 照明訓練、受付設営
持ち物:各自自宅から持参した懐中電灯やヘッドライトなどの照明器具
1. 暗闇の中でのスタート!備蓄庫と施設の点検
訓練は、19時に正門前に集合するところから始まりました!
まずは正門と防災倉庫(備蓄庫)の鍵を開ける作業です。

夜間の作業では持参した「ライト」が命綱。

各自が足元や手元を照らしながら作業を進めます。
鍵を開けたら、まずは自分たちの安全を守るために防災ヘルメットを装着。
「暗がりの中だと、鍵の向き(上下)がわかりにくいな」
「慣れない手元だと鍵穴を探すのも一苦労!」
といった、実際に夜に動いてみないと気づけない課題が次々と見つかります。
ヘルメットをかぶった後は、「施設点検」へ。

専用のチェックシート(アクションカード)とライトを手に、建物に危険がないか、外壁の亀裂やガラスの割れ、ガス臭がないかなどを点検して回りました。

2. カセットボンベ式発電機が大活躍!
暗闇に明かりをともす「照明訓練」と「受付設営」
続いて、避難してきた地域のみなさんを迎えるための「受付設営」と「照明訓練」を行いました。


夜間避難で何より欠かせないのが「明かり(電源)」です。
今回の訓練では、家庭用のカセットボンベで動く発電機(ホンダ・エネポ)を使用し、照光機(大型照明)を点灯させる操作を行いました。
発電機(エネポ)訓練のポイント

扱いやすさ:ガソリン燃料と違い、身近なカセットボンベをセットするだけなので、液体燃料をこぼす心配がなく扱いがとても簡単です。
誰でも動かせる操作性:本体にわかりやすく始動手順が書かれているため、機械が苦手な方でも落ち着いてエンジンをかけることができました。
移動もラクラク:キャスターとハンドルが付いているため、暗闇の中でも必要な場所へスムーズに運ぶことができます。
発電機が無事に動いて大型照明がパッと灯ると、周囲が一気に明るくなり、参加者からは「これなら夜間でも安心して受付作業ができる!」と安堵の声が漏れました。

明かりが確保できたところで受付の設営を実施。

体調に不安がない方と不安がある方(発熱や風邪症状など)の導線を分けるレイアウトを実際に組み立て、車いすでも通りやすいか、看板が見やすいかなどを確認しました。

3. 実践したからこそ見えた課題と学び
訓練後の振り返りミーティングでは、活発な意見交換が行われました。
「アクションカード(手順書)」の有効性:初めて参加する人でも何をすべきか分かりやすいように整備された指示書が、暗闇の中で大きな助けになりました。
マニュアルのアップデート:鍵の目印(上下のわかりやすさ)や、受付の配置・看板の向きなど「次までにこう改善しよう」という前向きなアイデアがたくさん出ました。
ベテランのノウハウを「誰でもできる仕組み」に変えていくことの大切さを、参加者全員で実感した1時間となりました。
地域のみなさまへ|「もしも」に備えて
今回の訓練で強く感じたのは、「日頃のちょっとした準備と体験」が、いざという時の大きな安心に繋がるということです。

ご家庭でも、ぜひ以下のチェックをしてみてください。
寝室や枕元に、すぐに使える懐中電灯(またはヘッドライト)を置いていますか?
ご家族で「夜間に避難する場合の集合場所」を話し合っていますか?
ご自宅にカセットコンロやカセットボンベの備えはありますか?(停電時の貴重な熱源・電源の助けになります)
地域の防災力は、一人ひとりの「小さな備え」と「顔の見えるつながり」から生まれます。
いずみ野中学校地域防災拠点では、これからも地域のみなさんの安全・安心を守るため、実践的な訓練を重ねてまいります。
機会がありましたら、ぜひ次回の訓練にも気軽にご参加ください!