メンター編 Part4 前半:若手にきく、挑戦の裏側とこれから

皆さんこんにちは。本部のCです。

今回からは、研究大会に挑戦した若手2名の声をインタビュー形式でお届けします。
前半では、準備期間から当日までの裏側を中心に聞きました。

同じ質問でも、2人の歩幅や視点の違いが自然に表れています。

Q1:準備期間で、一番悩んだことは何でしたか?

▼Tさん
メンターのCさんが骨組みを作ってくださったので、大きな悩みはありませんでした。
あえて言えば、異なる事業所のメンバーで発表する中で、発表者同士の「呼吸」を合わせることに難しさを感じていました。

▼C
そんなふうに感じていたんだね。
Tさんは、関ブロでの経験もあったし、自分で考えて取り組んでいけると思っていたから、私はすごく安心していたよ!
「呼吸を合わせる」という視点、Tさんらしくていいなと思った。

▼Wさん
準備期間で一番悩んだことは、私自身の感じたことをリアルに伝える文章を考えることです。
発表したときの経験年数が1年ちょっとで、メンターとの面談を通してどのような変化や成長を感じたかを言葉にしようとしましたが、上手く表現できず、とても悩みました。

▼C
そうだったね。
Wさんは、まず自分の思っていることを丁寧に探そうとしていたよね。
私は「言葉が整っていなくてもいいから、一度外に出してみよう」と伝えていたけれど、そのプロセスを大切にしながら向き合っていた姿が印象的だったよ。

Q2:その悩みを、どうやって乗り越えましたか?

▼Tさん
メンターとの過去のやり取りや自分の実践を振り返り、メンターにも直接質問しました。
資料やメモを見直し、先輩の言葉を通じてメンター制度の背景や思いを深く理解することで、発表内容を自分の中に落とし込み、結果として発表者同士の「呼吸」を合わせることができたと感じています。

▼C
そうやって乗り越えていたんだね。
Tさんとは一番メンター面談を重ねてきたよね。
メモを見返したり、背景を確かめたりしながら進めていた姿を思い出したよ。
あの時期は、私自身も「メンターとしてどう接してきたかな?」って振り返ることが多かったなあ。

▼Wさん
何を伝えたいかを短い言葉で明確にして文章にしました。
また、ジャンルとして分けながら考えることで、伝えたいことをまとめることができました。
ただ、文章が長くなりすぎてしまい、何を伝えたいのか分からなくなることがありましたので、簡潔に伝えられるようになりたいと思いました。

▼C
そうだね。
文章って、まとめようとするとどんどん長くなって、自分でも何を伝えたいのかわからなくなることがあるよね。
私も昔はよくそうなっていたし、今でも同じだよ。
だからこそ、一度書いた文章を“寝かせる”時間って大事なんだと思う。
少し時間を置いて読み返すと、文章の印象や自分の考え方が深まっていることがあるんだよね。

Q3:発表準備の中で「成長した」と感じた瞬間はありましたか?

▼Tさん
2点あります。

1つ目:聞き手をより意識できるようになったこと。
同じ言葉でも、抑揚やトーン、スピードで伝わり方は大きく変わります。
一文ごとの主題をどう届けるかを考えられるようになりました。

2つ目:長期的視点で考えられるようになったこと。
取り組みの先にある目的や将来像を改めて見つめ直し、責任感が強まりました。

▼C
そうだったんだね。
正直、この時期の細かいところは私もあまり覚えていなくてさ。
でも準備の後半でTさんが言い方を色々試していた“雰囲気”はなんとなく残ってるよ。
先のことを考えながら進めていたのも、Tさんらしいなと思って見てた。

▼Wさん
文章作成中に、入社時より目標が増え、明確になっている自分に成長を感じました。
発表準備の中で自身の振り返りができ、今の自分がどれくらいのレベルであるか実感することができました。

▼C
Wさんとは入職前の面接から関わっていて、現場でやりたいことや目標も聞いていたよね。
実際に現場に入ってからも、その目標に向き合いながら取り組んできた姿をずっと見てきたよ。
自分の今のレベルを客観的に把握するって、実はなかなかできることじゃないと思うんだ。
そこに気づけたのは、Wさんが日々の実践を丁寧に振り返ってきたからこそだと思う。

Q4:当日の朝、会場に着いたときの気持ちを教えてください。

▼Tさん
「どれぐらいの方が聞きに来てくださるのかな」
「他施設の発表も楽しみだな」
と終始ワクワクしていました。
研究大会への参加は2回目だったこともあり、緊張はあまりなく、会場の雰囲気やみなとみらいの景色を楽しんでいました。

▼C
へえ、そうだったんだ。
私は前日に帰るのが遅くて睡眠時間が少なくてさ、当日の朝は余裕がなくて、電車の中でもずっととある準備をしていてね。
だから、Tさんが“ワクワクしていた”という話を聞いて、なんだか少しほっとしたよ。

▼Wさん
何より会場の大きさにびっくりしました。
緊張も相まってお二方と合流したときは、口数が減っていたのを覚えています。
しかし、練習はいっぱいしていたため、「大丈夫。上手くいく」と思っていました。
それは先頭に立って、今回の発表を考えてくださったCさんと、私より経験実績が多いTさんと発表できるからだと感じます。

▼C
確かに、あのときのWさんは本当に口数が少なかったよね。
イベントには来たことがあると言っていたけれど、自分がその舞台に立つとなると、緊張の質が全然違うよね。
でも、練習を重ねてきた自信や、Tさんと一緒に発表する安心感があったからこそ、あの場に立てたんだと思うよ。

Q5:Cからの“突然の提案”を聞いたとき、どう感じましたか?

▼Tさん
「うお~、かなりぶっこむな」と驚きました。
ただ、現実から目を背けない姿勢を示す提案だと感じ、Cさんが打ち上げる花火をより輝かせるためにも、自分の役割をより確実に果たそうという決意が強まりました。

▼C
そっか、あのときはそんなふうに受け取ってくれていたんだね。
あの提案は、私の前日に帰るのが遅くなって睡眠時間が短かったこととも関係していてね。
「ここでやらなきゃいつやるの?」って思ったんだ。
驚きつつも賛同してくれたことで、すごくパワーをもらえたよ。ありがとう。

▼Wさん
Cさんの募りに募ってきたもの、抱えてきていた問題の大きさに気づくことができました。
今後、関わってくる問題をCさんがここで伝えることで、次の世代に繋ぐ1つの光になるのではないかと感じました。
普段思っていることをこの会場で伝えようという考え方にインパクトを感じました。

▼C
あのときは“今ここで言わなきゃ”という気持ちが強かったんだよね。
でも、WさんもTさんも一緒に舞台に立ってくれるからこそ、私も腹をくくれたんだと思う。
みんなが安心して働き続けられるようにするためには、あの場で言葉にすることが必要だと感じていたよ。

次回予告

後半では、発表直前の心境や、挑戦を終えたあとに見えてきた“変化”についてお届けします。

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かいごマガジン編集部

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