「介護の転職サイトは多いけれど、どれが介護支援専門員向きなのかわからない」
「自分が利用しやすい転職サイトを知りたい」
転職を検討中の介護支援専門員の方のなかには、上記のような悩みがある方もいるのではないでしょうか。
本記事では、介護支援専門員向けの転職サイト10選を特徴別に紹介します。転職に失敗しないためのポイントも解説しているため、転職を検討中の方はぜひご覧ください。
介護支援専門員(ケアマネジャー)向けの転職サイト10選
介護支援専門員向けの転職サイトを以下の特徴別に紹介します。
- 未経験の介護支援専門員向け
- サポート重視の介護支援専門員向け
- 求人数重視の介護支援専門員向け
- 効率重視の介護支援専門員向け
【未経験】の介護支援専門員向け転職サイト
未経験の介護支援専門員向けの転職サイトは、転職活動中から転職後までサポートを受けられるため、介護支援専門員として働いたことがない方におすすめです。
カイゴジョブエージェント

カイゴジョブエージェントは、介護・障がい福祉業界に特化したキャリアパートナーによるサポートが受けられる転職サイトです。求人の提案から応募書類の添削・確認、面接対策、内定条件の交渉、入職後のフォローまで、幅広いサービスを受けられます。
入職後のサポートとして、10~15年の介護経験・育成経験のあるサポーターによる「定着支援サポート」を行っているのが特徴です。専任担当者にLINEで不安・悩みを相談できるため、介護支援専門員として働くのに不安を抱えがちな未経験の方でも、安心して転職できるでしょう。
参照:カイゴジョブエージェント
レバウェル介護(旧きらケア)

レバウェル介護は、求人票だけではわからない離職率や人間関係、退職率、残業などのネガティブ情報も共有してもらえる転職サイトです。職場の実態を知ることでミスマッチ防止につながり、納得いく転職が実現できます。
また、求人紹介や応募書類の添削、面接対策、面接同行など、専任アドバイザーによるサポートも受けられます。転職後も給料や人間関係の悩み、今後のキャリアなどを相談できるため、客観的なアドバイスをもらいたい未経験の介護支援専門員の方におすすめです。
参照:レバウェル介護
以下の記事では、レバウェル介護について詳しく解説しています。やばいといわれる理由や実際の評判も紹介しているため、ぜひあわせてご覧ください。
レバウェル介護とは?やばいといわれる理由・併用がおすすめな転職サイトも紹介
【サポート重視】の介護支援専門員向け転職サイト
サポート重視の介護支援専門員向け転職サイトは、キャリアアドバイザーによるサポートが手厚いため、1人で転職活動を進めるのが不安な方におすすめです。
ケア人材バンク

ケア人材バンクは、介護支援専門員や相談員、サービス管理責任者などに特化している転職サイトです。介護支援専門員特有の悩みや転職で見落としがちなポイントなどを含めた、きめ細やかなサポートが特徴です。
また、サイト上では「介護支援専門員(ケアマネジャー)」や「主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)」などの職種ごとに求人検索できるだけでなく「ケアマネ2名以上在籍」や「管理職へステップアップ」などのこだわり条件でも探せます。介護職・ヘルパーはサポート対象外のため、介護支援専門員に特化したサポートを受けたい方におすすめです。
参照:ケア人材バンク
マイナビ介護職

マイナビ介護職は、求人提案や履歴書の添削、企業とのスケジュール管理、条件交渉など、手厚い転職サポートを提供する転職サイトです。取り扱う求人の約40%は非公開求人で、キャリアアドバイザーに希望条件を伝えることで、非公開求人を含めた幅広い求人からマッチしたものを提案してもらえます。
また、東京をはじめ全国15会場に面談会場を設けており、電話やメール、Web面談だけでなく、対面で相談できるのも特徴です。福祉・介護職専門のキャリアアドバイザーが転職希望者の立場になって「ほんとうに知りたかった情報」を提供できるよう努めているサービスです。
参照:マイナビ介護職
【求人数重視】の介護支援専門員向け転職サイト
求人数重視の介護支援専門員向け転職サイトは、転職サイトのなかでも特に求人数が多いため、より多くの職場を比較して選びたい方におすすめです。なお、キャリアアドバイザーによる転職サポートはありません。
ジョブメドレー

ジョブメドレーは、介護支援専門員の求人数約15,000件の転職サイトです。(2025年12月時点)サイト上の検索軸の多さが特徴で、たとえば「施設ケアマネ」や「居宅ケアマネ」「主任介護支援専門員」など、介護支援専門員が求人を探す際に便利な項目が豊富です。
また、自分のプロフィールを登録しておくと、興味を持った事業所からスカウトが届きます。スカウトを通じて応募すると内定率は1.7倍になり、複数の選択肢を比較したうえで応募できます。アフターサポートも充実しており、給与・労働条件や勤務体制、福利厚生、業務内容などに相違があった場合、解決に向けてサポートしてもらえるため安心です。
参照:ジョブメドレー
ウェルミージョブ(旧カイゴジョブ)

ウェルミージョブは、介護支援専門員の求人数約14,000件の転職サイトです。(2025年12月時点)介護・医療・障害福祉・保育業界に特化しており、SOMPOケアやツクイなどの大手法人の求人も掲載されています。
公式LINEを友だち追加することで求人情報・スカウトを受け取れるため、効率よく情報収集できます。また、Web履歴書としてこれまでのキャリア・スキルをインターネット上で登録でき、ウェルミージョブから応募した企業へシステムを通じて送信することも可能です。
参照:ウェルミージョブ
みんジョブ

みんジョブは、介護支援専門員の求人数約19,000件の転職サイトです。(2025年12月時点)老人ホームや介護施設を検索・比較できる「みんなの介護」を運営する株式会社クーリエが提供しています。サイト上でハローワーク求人を含めて検索でき、多くの求人から探せます。
また、検索時には「全国のケアマネジャーの平均相場・月給〇〇万円、時給〇〇円」のように、給与の相場が表示されるのも特徴です。検索軸は「サービスの種類」や「応募条件・こだわり」「休日・休暇」などから自分の希望に近い求人を探せるため、より多くの求人から自分の希望条件に近いものを探せます。
参照:みんジョブ
【効率重視】の介護支援専門員向け転職サイト
効率重視の介護支援専門員向け転職サイトは、法人・企業からスカウトが受けられるため、効率的に転職活動を進めたい方におすすめです。なお、キャリアアドバイザーによるサポートはありません。
コメディカルドットコム

コメディカルドットコムは、スカウトを受け取れるだけでなく、スカウト経由の応募は通常応募に比べて内定率が2.3倍になる転職サイトです。自分の希望条件・スキルなどを登録しておくことで、採用条件に近いと感じた企業からスカウトが届きます。
また、自分と求人がどれくらいマッチしているかを100点満点で表示してくれる「マッチングチャート機能」があります。加えて、点数が高い順に求人が表示される「スコアランキング機能」もあるため、客観的な材料を得たうえで応募先を決められる転職サイトです。
参照:コメディカルドットコム
リジョブケア

リジョブケアは「スカウト機能」や「キープ機能」などがある転職サイトです。スカウト機能では会員登録者の80%がスカウトを受け取っており、キープ機能では応募の前段階として求人へアピールできます。
また、求人情報やスカウト、メッセージ受信などを公式LINEで受け取れるため、情報を見逃す心配がありません。加えてアプリもあり、求人検索や応募、メッセージのやり取り、面接の調整などが可能です。
参照:リジョブケア
e介護転職

e介護転職は、スカウト機能だけでなく、生成AIによる求人マッチング機能もある転職サイトです。求職者の希望条件・スキルなどと、掲載求人の特性・要件などを生成AIが分析し、ランキング形式でマッチ度が高い求人を提案してもらえます。
また、扱う職種が多いのも特徴で、介護支援専門員以外にも「計画作成担当者」や「管理職」「広報・営業職」などの求人も掲載しています。障害分野の職種も豊富なため、幅広い選択肢から転職先を選べるでしょう。
e介護転職の特徴について、以下の記事で詳しく解説しています。実際にあった良い評判・悪い評判も紹介しているため、ぜひあわせてご覧ください。
参照:e介護転職
【働き方別】介護支援専門員(ケアマネジャー)におすすめの転職サイト
ここからは、介護支援専門員の働き先である「居宅」と「施設」別におすすめの転職サイトを紹介します。
居宅で働きたい人向け
居宅で働きたい介護支援専門員向けの転職サイトは以下2つです。
- ジョブメドレー
- みんジョブ
ジョブメドレーは、介護支援専門員の求人のなかから「施設ケアマネ」と「居宅ケアマネ」で検索できます。加えて、居宅ケアマネの求人は約7,000件と多いのが特徴です。(2025年12月時点)
みんジョブは、居宅介護支援や地域包括支援センターだけでなく、薬局・ドラッグストアや診療所・クリニックなどの求人も検索可能です。また、先述したように介護支援専門員の求人数も豊富なことから、幅広い介護サービスから働き先を選びたい方におすすめです。
施設で働きたい人向け
施設で働きたい介護支援専門員向けの転職サイトは以下2つです。
- リジョブケア
- e介護転職
リジョブケアは、求人に「施設の夢・想い」や「こだわり・自慢」などが掲載されています。各法人・企業の価値観を応募前に把握できるため、施設内で密な連携が求められる施設ケアマネにおすすめです。
e介護転職は、求人の検索軸に「介護ロボット導入済み」や「入浴介助なし」などのこだわり条件を設定できます。身体的に負担が少ない求人を見つけやすいため、介護業務にあたるケースもある施設ケアマネにおすすめです。
介護支援専門員(ケアマネジャー)が転職サイトを利用するメリット・デメリット

介護支援専門員が転職サイトを利用するメリットは以下の3つです。
- 担当者からのサポートで仕事が忙しくても転職活動を進められる
- 書類選考や面接の合格率を高められる
- 多様な職場・職種から転職先を選べる
一方、以下のようなデメリットもあります。
- 担当者とのやり取りが負担になる可能性がある
- 転職サイトを利用していない職場の求人は見つけられない
- 求人を紹介してもらえないケースもある
介護支援専門員が転職サイトを利用するメリット・デメリットについて、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひあわせてご覧ください。
介護支援専門員(ケアマネジャー)におすすめの転職サイト10選!選び方も解説
介護支援専門員(ケアマネジャー)へ失敗せずに転職するポイント
失敗せずに介護支援専門員へ転職するポイントは以下の4つです。
- 転職理由や希望条件を明確にする
- 仕事関連の経歴・スキルは正直に伝える
- 紹介求人は自分でもリサーチする
- 担当者と合わなければ変更してもらう
転職理由や希望条件を明確にする
転職を成功させるには、まず自分の転職理由や希望条件を明確にしておくことが重要です。転職によって「なにを改善したいのか」「どんな働き方を望むのか」を言語化することで、求人を的確に絞り込めます。
理由があいまいだと選択肢に迷い、非効率な転職活動になりがちです。担当者から適切にアドバイスしてもらうためにも、現職の不満点や今後のキャリアプラン、転職の必要性、転職時の希望条件などをあらかじめ整理しておきましょう。
仕事関連の経歴・スキルは正直に伝える
転職サイトへの登録時は、これまでの経歴や保有スキルを正直に伝えましょう。不正確な情報のままでは、担当者が求職者のレベルを正しく把握できず、適切な求人を紹介できないためです。
ケアマネは勤務先によって役割が大きく異なる職種のため、情報に誤りがあるとミスマッチにつながります。現状のスキルを正確に整理することで、今後必要な経験・知識も明確になり、今後のキャリア形成にも役立ちます。
紹介求人は自分でもリサーチする
登録すると、自動的におすすめ求人が自動的に紹介される転職サイトもありますが、必ずしも自分の希望とマッチするとは限りません。そのため、紹介された求人は自分でも内容を確認し、任せきりにしないことが大切です。自ら情報を調べることで、働く環境や条件への理解が深まり、納得度の高い転職につながります。
リサーチするなかで不安や疑問点があれば、企業の採用担当者とのやり取りや転職エージェントの担当者などに確認し、解消しながら転職活動を進めましょう。
担当者と合わなければ変更してもらう
転職エージェントの場合、担当者と相性が合わないと感じた場合は、遠慮せず変更を申し出ましょう。担当者のサポートの質や相性は、転職を成功させるうえで重要です。どれほど優秀な担当者でも、相性が悪ければ満足度の高い転職は実現しにくくなります。
多くの転職サイトではメールや電話で依頼すれば担当者変更が可能なため、転職に後悔しないためにも、必要に応じて相談しましょう。
介護支援専門員(ケアマネジャー)の転職でよくある質問

介護支援専門員の転職でよくある質問は以下の3つです。
- 質問1.ハローワークでも介護支援専門員の求人は探せますか?
- 質問2.介護支援専門員で一番稼げるのはどの仕事ですか?
- 質問3.ケアマネはやめとけといわれるのはどんな理由からですか?
質問1.ハローワークでも介護支援専門員の求人は探せますか?
ハローワークにも介護支援専門員の求人はあるため、探すことが可能です。ハローワークは地元の中小企業や転職サイトには掲載されていない企業の求人が集まりやすく、通勤圏内で仕事を探したい方におすすめです。
ただし、求人企業はハローワークに無料で求人掲載できるため、待遇・労働環境がよいとはいえない求人もあります。加えて、求人票で得られる情報も限られているため、転職サイトも併用しながら転職活動を進めるのがおすすめです。
質問2.介護支援専門員で一番稼げるのはどの仕事ですか?
2024年に厚生労働省が実施した調査によると、介護支援専門員の平均給与が比較的高いのは以下の職場でした。
| サービス種類 | 平均給与額 |
| 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム) | 416,060円 |
| 介護老人保健施設 | 403,680円 |
| 特定施設入居者介護事業所(有料老人ホームなど) | 399,380円 |
| 訪問介護事業所 | 391,040円 |
よって、介護支援専門員が一番稼げるのは介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)といえます。ただし、上記はあくまでも平均額です。転職先の地域や手当の有無、事業所の加算取得状況などによって給与額は異なるため、事前に確認しましょう。
質問3.ケアマネはやめとけといわれるのはどんな理由からですか?
「ケアマネはやめとけ」といわれる背景には、仕事内容に対する負担の大きさがあります。ケアマネはケアプラン作成だけでなく、利用者宅への訪問、担当者会議、関係機関との調整など幅広い業務を担います。そのため、忙しさや責任の重さに悩む方も少なくありません。
具体的には、次のような理由が挙げられます。
- 業務量が多く、心身の負担が大きい
- 制度や法律など覚えることが多い
- 人間関係や利用者・家族対応のストレスがある
- 給与水準や更新研修の負担に不満を感じやすい
上記のような要因が重なることで「きつい」「続けられない」と感じる方もいます。ただし働きやすさは、職場環境によって大きな差がある点も理解しておくことが大切です。
まとめ

介護支援専門員は職場ごとに役割が異なります。そのため、仕事内容や求められるスキル、雇用条件などを事前に確認し、転職先とのミスマッチを防ぐことが大切です。
介護支援専門員の求人を扱う転職サイトも複数あるため、本記事で紹介した各転職サイトの特徴や利用するメリット・デメリットなどを参考に、自分にマッチしたサービスを利用しましょう。
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