【例文付き】介護職へ転職する志望動機は4つの構成でまとまる!書き方のポイントや注意点も解説

【例文付き】介護職へ転職する志望動機は4つの構成でまとまる!書き方のポイントや注意点も解説

「介護職への転職を考えているものの、履歴書に書く志望動機の書き方がわからない…」

「介護転職の志望動機が思いつかない…」

「介護職に転職する際の履歴書や志望動機の書き方に正解はあるの?」

介護職への転職を検討している方のなかには、このような悩みや疑問を抱えている方もいるのではないでしょうか。

志望動機は書く機会が少ないため、何を書けばいいのかわからず難しいと感じることもあるでしょう。しかし、志望動機はコツさえつかえば誰でも書くことができます。

本記事では、介護職に転職する際の志望動機の書き方を例文付きで解説します。好印象を与える志望動機のポイントや注意点についても解説しているため、介護職への転職を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

介護転職の志望動機は4つの項目で書くのがオススメ!

介護転職の志望動機は4つの項目で書くのがオススメ!

介護転職の志望動機は、4つの項目に沿って書くのがオススメです。

  • 介護業界に興味を持った理由
  • 転職先を選んだ理由
  • 転職先で活かせると思うこと
  • 入社後にやりたいこと

ここでは、以下の例文をもとに、介護転職の志望動機の書き方を詳しく解説します。

各項目について、一つずつ確認していきましょう。

項目1.介護業界に興味を持った理由

未経験から介護業界に転職する場合は、介護業界に興味を持った理由を書きましょう。例文では以下の部分になります。

介護職に転職するきっかけになった出来事があれば、具体的に記載することでより説得力が増すでしょう。

すでに介護職に従事しており、別施設への転職を検討している場合は、「別の施設・職種に転職しようと思ったきっかけ」を記載するのがオススメです。

ただし、「給料が低かった」「人間関係が悪かった」など不満と捉えられそうな書き方は控え、あくまで前向きな転職であることをアピールしましょう。

項目2.転職先を選んだ理由

次に、転職先を選んだ理由を書きます。例文では以下の部分です。

採用担当者は「さまざまな施設があるなかで、なぜこの施設を選んだのか」が知りたいと思っています。施設の方針や提供しているサービスなどを調べ、「この施設だから入りたい」という想いを伝えましょう。

項目3.転職先で活かせると思うこと

次に、これまで培ってきた経験やスキルが、転職先でどのように活かせるのかを書きます。例文では以下の部分です。

この項目を書く際に気をつけたいのが、「経験やスキルを押し売りしないこと」です。アピールは大切ですが、「施設や利用者さんのために〇〇の点で貢献できる」といった施設や利用者さんのことを考えた内容にしましょう。

この際、前の項目で挙げた「転職先を選んだ理由」や、採用情報などに載っている「求める人材」に合致する内容にするのもポイントです。

項目4.入社後にやりたいこと

最後に、入社後にやりたいことや意気込みを書きます。例文では以下の部分です。

採用担当者は、「施設の利用者さんやスタッフとうまくやっていけるか」という点も確認しています。自分の人柄や考え方が伝わるような文を意識して、「一緒に働きたい」と思ってもらえるようアピールしましょう。

介護転職の履歴書に書く志望動機の例文4選

介護転職の履歴書に書く志望動機の例文4選

ここからは、介護業界へ転職する際の志望動機の例文を、転職者の状況や転職先別に紹介します。

介護経験者にオススメの志望動機の例文

まずは、介護職経験者にオススメの志望動機の例文を3つ見ていきましょう。

介護経験があり、別の職種や施設への転職を検討している方は、参考にしてください。

別の職種に転職する場合の志望動機

別の施設に転職する場合の志望動機

介護職への転職回数が多い場合の志望動機

介護未経験者にオススメの志望動機の例文

次に、未経験から介護業界に転職したいと考えている方にオススメの志望動機の例文を紹介します。

好印象を与える!介護転職で志望動機を書く際の5つのポイント

好印象を与える!介護転職で志望動機を書く際の5つのポイント

介護転職の志望動機で好印象を与える書き方のポイントは、次の5つです。

  • 志望動機の文字数は200~300文字が目安
  • 自分と転職先で合致する点を明確にする
  • 人柄や人間性が伝わるように書く
  • ネガティブな理由はポジティブな表現に言い換える
  • 志望理由が思いつかないときは「なぜ?」で深掘りする

それぞれのポイントについて、以下で詳しく見ていきましょう。

ポイント1.志望動機の文字数は200~300文字が目安

・志望動機の文字数に指定がない場合は、200〜300字程度を目安に書くのがおすすめです。

文字数が少なすぎると熱意や意欲が伝わりにくく、多すぎると文章にまとまりがなくなったり、伝えたい内容がぼやけてしまったりする可能性があります。

文字数に指定がある場合は、その文字数にしたがって書きましょう。

ポイント2.自分と転職先で合致する点を明確にする

志望動機を書く際は、転職先と合致する点を積極的にアピールすることも大切です。

転職先は「施設や利用者の方にとってどのように貢献してくれるのか」を志望動機から判断します。どれだけよい志望動機を書いていたとしても、それが転職先の施設や利用者さんに適さないのであれば意味がありません。

そのため志望動機では、自分の強みを転職先の状況に合わせてアピールする必要があります。転職先の求人案内や、ホームページなどをよく読んで転職先が求めている人材を把握し、積極的にアピールしましょう。

ポイント3.人柄や人間性が伝わるように書く

介護職は、利用者さんの身の回りの生活を支援する仕事です。利用者さんの体に触れる業務もあるため、コミュニケーションや思いやりといった点も必要になります。

そのため、志望動機には自分の人柄や人間性が伝わるようなエピソードを入れるのが効果的です。具体的なエピソードがあれば、転職後の利用者さんとの関わりを採用担当者が想像しやすくなり、好印象につながるでしょう。

ポイント4.ネガティブな理由はポジティブな表現に言い換える

転職理由のなかには「職場関係がよくなかった」「給料が安かった」などネガティブなものもあるかと思います。しかし、ネガティブな転職理由をそのまま志望動機に書くのはNGです。

ネガティブな理由が多いと、採用担当者は転職者に対して「不満を抱きやすそう」「すぐに辞めてしまうのではないか」といったイメージを持ちやすくなってしまいます。そのため、ネガティブな転職理由は、なるべくポジティブな表現に言い換えて志望動機に書きましょう。

ポジティブな言い換えの例としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 職場の人間関係が悪かった→「コミュニケーションを大切にして働きたい」
  • 給料が安かった→「評価制度が整っている職場で働きたい」

このようにポジティブな表現に言い換え、前向きな転職であることをアピールしましょう。

ポイント5.志望理由が思いつかないときは「なぜ?」で深掘りする

履歴書や志望動機を書き慣れない方のなかには、志望理由や具体的なエピソードがなかなか思いつかないという方もいるかと思います。

そんなときは「なぜ?」と自分に問いかけて内容を深掘りするのがオススメです。たとえば、「高齢者と関わるのが好き」という内容を深掘りするとします。

このように内容を深掘りしていくことで、志望理由が明確かつ具体的になるでしょう。

介護転職で志望動機を書く際の5つの注意点

介護転職で志望動機を書く際の5つの注意点

介護転職で志望動機を書く際に気をつけたいポイントは、以下5つです。

  • 内容に一貫性がない
  • 志望動機に具体性がない
  • 待遇や条件面を強調している
  • 受け身すぎる
  • 例文をそのまま引用している

それぞれの注意点について詳しく確認していきましょう。

注意点1.内容に一貫性がない

内容に矛盾があったり、一貫性がなかったりすると、「本当のことを書いているのだろうか」と採用担当者が不信感を抱く可能性があります。

志望動機を書く際は、前職の退職理由と志望理由・転職先でやりたいことなどに一貫性があるかを確認しながら書くと、説得力が増すでしょう。

注意点2.志望動機に具体性がない

具体性に欠ける志望動機にも注意が必要です。たとえば、「高齢者の支援に関わりたいと思って」といったどこの施設にも言える志望動機だけの場合、採用担当者は「この施設でなくてもいいのでは?」と考えます。

このような志望動機を持つことは問題ありませんが、「どうしてこの施設を選んだのか」という具体的な理由をあわせて書くことが大切です。施設独自の特徴や魅力を伝えることで内容が具体的になり、他の志願者との差別化を図れるでしょう。

注意点3.待遇や条件面を強調している

転職活動を進めるにあたり、給与や福利厚生は大切な要素です。しかし、こうした待遇や条件面を志望動機で強調すると、「自分のことしか考えていない」「よい条件の施設があれば辞めてしまうかもしれない」と悪い印象を持たれる可能性があります。

そのため、志望動機でこれらを強調するのは控え、介護職や転職先への思いや貢献できることを中心に書くようにしましょう。

注意点4.受け身すぎる

意外かもしれませんが、受け身すぎる志望動機にも注意が必要です。

転職先に悪い印象を与えないよう、「貴社で学ばせていただきたいです」といったへりくだった書き方をすることもあるでしょう。しかしこうした書き方は、採用担当者に「やる気がないのかな」「自我があまりないな」と捉えられる可能性があります。

謙虚な姿勢を伝えることは大切ですが、「貢献したい」「役立ちたい」といった意欲や熱意をアピールするように意識して書きましょう。

注意点5.例文をそのまま引用している

本記事をはじめ、インターネット上にはさまざまな介護転職の志望動機の例文が掲載されています。しかし、それらの例文をそのまま自分の志望動機に引用するのはNGです。

確かに介護職の志望動機に関する例文をそのまま引用するのは便利ですが、志望動機は面接でも改めて詳しく聞かれます。引用した志望動機の場合、面接で深掘りされたときにうまく答えられないこともあるでしょう。

例文はあくまで参考にする程度にし、必ず自分の言葉で志望動機を書くようにしてください。

まとめ

まとめ

本記事では、介護職に転職する際の志望動機の書き方や例文、ポイントや注意点について解説しました。

介護職に転職する際の志望動機は、以下4つの項目に沿って書くとまとまりやすくなります。

  • 介護業界に興味を持った理由
  • 転職先を選んだ理由
  • 転職先で活かせると思うこと
  • 入社後にやりたいこと

本記事で紹介した書き方や例文が、介護転職の志望動機を書く際の参考になれば幸いです。

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この記事を書いた人

かいごマガジン編集部

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