【開催レポート】心をつなぐアートの旅へ!アーツアライブ「アートリップ」で楽しむ江戸と大正の七夕

【開催レポート】心をつなぐアートの旅へ!アーツアライブ「アートリップ」で楽しむ江戸と大正の七夕

皆さんこんにちは!
養護白寿荘の伊藤です。


本日6月30日(火)11:00より、一般社団法人アーツアライブのアートコンダクターの方をお招きし、誰もが気軽にアートを楽しめる対話型アート鑑賞プログラム「アートリップ」を開催いたしました!
今回の参加者は7名。
いつものお馴染みのメンバーが集まり、終始笑顔があふれる賑やかで温かい時間となりました。


今回は、もうすぐ訪れる「七夕」をテーマに、時代を超えた2枚の素晴らしい絵画を皆さまと一緒に旅しました。その様子をたっぷりとレポートします!

見方はいろいろ、正解はひとつじゃない!
アートの旅の始まり

プログラムの始まりは、季節を感じるおしゃべりから。
アートコンダクターの方が2週間前に訪れたという「小石川後楽園」の美しい花菖蒲(はなしょうぶ)の写真を見ながら、雨の季節ならではの風情を味わいました。


続いて、アーツアライブやアートリップのロゴマークに隠された秘密に迫ります。
「紫色の部分を見るとカップに見えるけど、白い部分に注目すると……あ、お顔とお顔が向き合っている!」
 
そんな参加者様の気づきから、「見る角度を変えるだけで、いろんな見方ができる。
アートに正解はない」というアートリップの大切なモットーを全員で共有しました。
雨をテーマにした3枚の絵を比べながら、それぞれの「雨の感じ方」を自由にお話しいただき、いよいよ本番の絵画鑑賞へ出発です!

1枚目の絵:歌川広重が描く、江戸の活気と復興の七夕

じっくりと1分間、隅々まで絵を眺めたあと、皆さまで発見を言い合いました。


💡 参加者の皆さまが見つけたポイント
• 「大きな笹の葉に、スイカやひょうたん、タイや魚が飾ってある!」
• 「大福帳の上にそろばん?商売繁盛のお願いかな」
• 「奥に長い梯子(はしご)が見える。火の見櫓(ひの見やぐら)かしら?」
• 「富士山の後ろが赤くなっているから、時間は午後、夕方近くだね」
• 「風で笹が斜めになっていて、ピーヒャラとお祭りの賑やかな音が聞こえてきそう!」

🎨 アートの背景:『名所江戸百景 市中繁栄七夕祭』
この絵は、有名な浮世絵師・歌川広重の作品です。
当時の江戸では、なんと火の見櫓よりも高い笹を競い合うようにして立てていたそうです。
天に願いが届くようにと、高く高く掲げられた飾り。実はこの絵が描かれる2年前、江戸は大地震に見舞われていました。

「私たちはこんなに元気に頑張っているよ!」という江戸の町民たちの復興への活力と、明日に向ける強い願いが、この賑やかな七夕の風景には込められていたのです。

2枚目の絵:竹久夢二が描く、ロマンチックな夜の七夕

次に出逢ったのは、ガラリと雰囲気が変わる情緒的な1枚。


登場した瞬間に「あ、夢二さんね!」と声が上がりました。
💡 参加者の皆さまが見つけたポイント
• 「2階のベランダ(欄干)から、綺麗な美人さんが夜空を見上げている」
• 「高価そうな絞りの着物を着ているね。帯の結び方からして、舞妓さんや芸妓さんかしら?」
• 「京都の川床のような、風流で豪華な場所かもしれない」
• 「七夕の提灯に明かりをつけているところかな。それとも外しているのかな?」

💖 絵から広がる、切ない物語の想像
この絵を見つめながら、参加者様の間で素敵な物語が紡がれました。
「織姫と彦星のように、1年に1回しか会えない大切な人を待っているのかも」
「恋しいお相手を迎え入れるために、一生懸命明かりをつけて困っている(迷っている)のかもしれないね」

 
描かれた女性の表情や仕草から、それぞれの「恋心」や「物語」を想像する豊かな時間が流れました。

まとめ:主役はあなた。心をつなぐ対話型アート鑑賞

今回の旅を終えて、今と昔で七夕のお祝いの形は違えど、「星に願いを込める、天に気持ちを届ける」という人々の想いは今も昔も変わらないということを、皆さまと一緒に深く実感することができました。
アートリップの主役は、参加してくださる皆さま一人ひとりです。
同じ絵を見ても、聴こえる音、感じる時間、思い浮かぶ物語はみんな違って、どれもが素晴らしい正解です。
今日もたくさんの笑顔と、新しい発見に出会えた素敵な1時間となりました。

ご参加いただいた7名の皆さま、本当にありがとうございました!
 
【一般社団法人アーツアライブからのお知らせ】
アーツアライブでは、年齢や障がいの有無に関わらず、誰もがアートを通じて社会とつながり、笑顔になれる場を提供しています。
次回の「アートリップ」でも、皆さまと一緒に新しいアートの旅に出かけるのを楽しみにしております!気軽なご参加を心よりお待ちしております。



この記事を書いた人

かいごマガジン編集部

かいごマガジン編集部です。
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