若手の入職当初 ―Episode①―

皆さんこんにちは!

養護白寿荘の北村です。

このたび、若手職員が思いや経験を綴る「Wakatty’s」ページがスタートしました。

光栄なことに、第1回目を担当させていただきます。

「Wakatty’s」には、若手の思いを“分かちあいたい・分かってほしい”という思いが込められています。

今回は、私の入職当初の心境と、そこから始まった取り組みについてご紹介します。

やりがいとつまずき

入職1年目。

右も左もわからない中でしたが、他者の人生の一端に触れる難しさと、それゆえに生まれる日々の充実を実感していました。

しかし、1年目の秋…。

気づけば、悩みやタスクを一人で抱え込み、身体に不調が出現。

実は、所属部署に若手は私一人。

「経験豊富な職員に囲まれて働けるなんて、この上ない環境だ!」と自分を奮い立たせていましたが、知らず知らずのうちに負担が積み重なっていたのかもしれません。

対話がもたらした変化

そんなとき、年齢の近い職員が入職。

自然と本音を話せる相手ができ、気持ちが軽くなるのを感じました。

対話を重ねるうちに、自らの状況を客観的に振り返ることもできました。

この経験を通して、「悩みを打ち明けること・受け止めてもらえること」の意義に気づきました。

(今思うと自分本位ですが)「境遇の近い者同士のつながりが、働きやすさにつながるのでは?」という仮説が芽生え、ひそかに若手同士のつながりづくりを構想するようになりました。

すれ違いを越えて

同時期、上の世代の職員とのコミュニケーションにも悩んでいました。

「時間を奪いたくない」「こんなこと聞いてもいいのかな」「若輩者の意見として一蹴されるのでは」…と遠慮していた自分。

一方で、「若手の考えていることや接し方がわからない」という声も聞くようになり、「苦労しているのは若手だけではない!」と気づきました。

この実感が、先ほどの仮説をより深めることとなりました。

まずは、やってみよう!

『若手だけでなく、全世代が働きやすい環境づくりには、世代を超えた対話と相互理解が欠かせない』

この思いをもとに、まずは身近なところからはじめようと、「若手職員意見交換会」の開催を企画しました。

さらに、養護において若手の職場定着が課題とされる中、第59回関東ブロック老人福祉研究総会長野大会での発表を打診いただき、「若手だからこそできることがある」という後押しのもと、新たな一歩を踏み出すことができました。

次回は、第1回意見交換会の運営や、関東ブロック大会での発表についてお届けします。

少しでも多くの方々に「若手であっても、思いは形にできる」と感じていただければ嬉しいです。

それでは、次回もお楽しみに!

#若者が物申す!  #新卒入職の思い  #若手同士のつながり  #世代を超えた対話と相互理解  #若手だからこそできること

この記事を書いた人

かいごマガジン編集部

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