介護清掃員とは?おすすめの転職サイト5選や向いている人の特徴を紹介

介護清掃員とは?おすすめの転職サイト5選や向いている人の特徴を紹介

「介護清掃員への転職を検討しているが、仕事内容が自分に合っているかわからない」

「介護清掃員として何歳まで働けるのか気になる」

介護清掃員への転職を検討している方のなかには、上記のような悩みがある方もいます。

介護清掃員は、高齢者や障害のある方が利用する介護施設の衛生・美観を保つために清掃するのが仕事です。60代や70代のスタッフが活躍している職場もあり、年齢を重ねても無理なく働くことが可能です。

本記事では、介護清掃員の仕事内容やおすすめの転職サイト5選を紹介します。向いている人の特徴も紹介するため、介護清掃員への転職を検討中の方はぜひご覧ください。

介護清掃員とは

掃除用具を持つ女性清掃員

介護清掃員とは、介護施設の衛生・美観を保つために清掃する仕事です。

働く場所は、介護が必要な高齢者や障害のある方などが利用する特別養護老人ホームや介護老人保険施設、グループホームなどの介護施設です。

介護清掃員の仕事内容

介護清掃員は、モップやタオル、スポンジ、掃除機などを使用して以下のような場所を清掃します。

  • トイレ、食堂・廊下・階段などの共有部分
  • 洗面台
  • 浴室
  • 職員用の休憩室や更衣室 など

ほかにも、手すり・ドアノブなどを除菌のために拭いたり、トイレットペーパーやハンドペーパーなどの消耗品を補充したりする作業もあります。

職場によっては、利用者様の衣類をはじめとする洗濯や、利用者様が使用するベッドシーツの交換などが仕事内容に含まれているケースもあります。

介護清掃員への転職が向いている人の特徴

介護清掃員への転職が向いている人の特徴は以下のとおりです。

  • 感染対策への意識が高い方
  • 安全面の配慮ができる方
  • 臨機応変に対応できる方

感染対策への意識が高い方

介護施設を利用するのは、細菌への抵抗力が比較的弱い高齢者がメインです。そのため、介護清掃員にも感染対策への高い意識が求められます。

具体的には「こまめに手洗いする」「手袋・マスクを着用する」「汚れたタオルやモップなどを使い回さない」といった感染予防対策を行う必要があります。

そのため、感染予防対策の徹底が苦にならない方が、介護清掃員への転職に向いているでしょう。

安全面の配慮ができる方

介護施設内では、利用者様や介護スタッフ、面会に訪れた家族など、多くの人が行き交います。

そのため、清掃中も「よく人が通る場所に清掃カートを置かない」「つまづく危険性のある場所に清掃道具を置かない」など、周囲の人が安全に過ごせるように配慮することが大切です。

とくに介護施設は、身体が不自由な方や認知症のある方などが利用しています。杖や歩行器、車椅子などを利用する方も少なくないため、清掃しながら周囲にも配慮できる方が介護清掃員に向いています。

臨機応変に対応できる方

介護施設では、利用者様の生活リズムに合わせてスケジュールが決まっています。清掃員は、可能な限り利用者の生活や介護スタッフの妨げにならないように作業を進めるため、臨機応変に対応できる方が介護清掃員に向いています。

たとえば、清掃時にトイレ内で介助が行われていればそのトイレの清掃は後回しにするなど、その場の状況に応じて臨機応変に対応する必要があるでしょう。

介護清掃員がきついといわれる理由

悩む女性

介護清掃員の仕事がきついといわれるのは、以下2つの理由が考えられます。

  • 清掃中は常に動いている
  • トイレや食堂などが汚れやすい

清掃中は常に動いている

清掃作業中は施設内を歩き回るだけでなく、しゃがんだまま床ふきしたりしゃがむ・立つを繰り返したりするなど、日常生活ではあまり使わない筋肉を使います。そのため、運動する習慣のない方のなかには体力的にきついと感じる方もいます。

介護清掃員の求人のなかには、1日の労働時間が短いものや1週間あたりの出勤日が少ないものなどもあります。体力面に不安のある方は、勤務時間や日数を調整しながら働くのも一つの方法です。

トイレや食堂などが汚れやすい

介護が必要な高齢者が生活する介護施設は、一般的なオフィスビルと比べるとトイレ・食堂などが汚れやすい環境です。床や壁、ドアノブ、便器などの多くの場所を丁寧に清掃・消毒する必要があるため、きついと感じる場合もあります。

なお、清掃場所に嘔吐物や排泄物などが付着しているケースがあります。しかし、汚物の処理は感染症対策の観点から介護スタッフや看護師が処理するのが一般的のため、基本的に清掃員は対応しません。

ただし、職場によって方針は異なるため、汚物の処理に抵抗がある場合は面接時に確認しておきましょう。

介護清掃員は何歳まで働ける?

介護清掃員が働く介護施設のなかには、60代・70代が活躍している職場もあります。なかには1日2時間勤務の求人や、週1日から働ける求人もあるため、年齢を重ねても無理なく自分のペースで働くことが可能です。

身体への負担が少ない仕事の選択肢の一つに「介護助手」もあります。介護業務のなかで負担になりがちな身体介護には対応しないため、60歳~70歳代の方が多く働いています。

以下の記事では、介護助手について詳しく解説しています。仕事内容や給料についても紹介しているため、介護施設への転職を検討している方はぜひあわせてご覧ください。

介護助手とは?転職するメリット・デメリットやきついと感じる要因を解説

介護清掃員への転職におすすめの転職サイト5選

介護清掃員の求人は、介護業界に特化した転職サイトに多く掲載されています。介護清掃員への転職で利用がおすすめな転職サイトは、以下の5つです。

  • 介護求人ナビ
  • コメディカルドットコム
  • e介護転職
  • ジョブメドレー
  • かいごGarden

介護求人ナビ

介護求人ナビ
出典:介護求人ナビ

介護求人ナビは、ベネッセグループの一員である株式会社ベネッセキャリオスが運営する転職サイトです。約15万件もの介護・福祉・医療の求人のうち介護清掃員の求人数は約120件で、関東圏の求人が豊富です。

サイト上で求人情報を閲覧できるだけでなく、求職者が新しい職場で長く活躍することを目的とした「介護求人ナビ転職サポートサービス」を提供しており、希望の就業条件を伝えるだけで求人を紹介してもらうことも可能です。

介護清掃員の求人数123件(2025年5月14日時点)
対応エリア47都道府県
ホームページURL介護求人ナビ

コメディカルドットコム

コメディカルドットコム
出典:コメディカルドットコム

コメディカルドットコムは、転職に役立つコンテンツが充実している転職サイトです。実際に働くスタッフのインタビュー記事や履歴書・職務経歴書の書き方、面接対策マニュアルなどを掲載しています。

約17万件もの医療福祉業界の求人のうち、介護清掃員の求人数は約300件です。「年休120日以上」や「未経験可」といったキーワードで求人を探せるだけでなく、登録しておいたスキル・希望条件をもとに事業者側からスカウトを受け取れるのも魅力です。

介護清掃員の求人数313件(2025年5月14日時点)
対応エリア47都道府県
ホームページURLコメディカルドットコム

e介護転職

e介護転職
出典:e介護転職

e介護転職は、マップから求人を探せるため、希望する就業エリアが決まっている方におすすめの転職サイトです。求人を絞り込む条件も豊富で、たとえば「週3~勤務可」「日払い・週払い可」「60歳以上活躍中」といったこだわりたい条件で検索できます。

約22万件もの介護福祉業界の求人のうち、介護清掃員の求人数は約300件です。スマートフォンで閲覧しやすいアプリもあるため、手軽に求人を探せるのも特徴です。

介護清掃員の求人数335件(2025年5月14日時点)
対応エリア47都道府県
ホームページURLe介護転職

ジョブメドレー

ジョブメドレー
出典:ジョブメドレー

ジョブメドレーは求人数が多い転職サイトです。介護業界だけでも約26万件の求人を扱っており、清掃・環境整備の求人は約1,100件です。地域も北海道・東北から九州・沖縄まで、幅広い地域の求人があります。

プロフィールを登録しておくと事業所からスカウトが届くケースもあり、スカウト経由で応募した場合、内定率は1.7倍です。

検索できる求人の特徴の項目も多様で、たとえば、応募要件では「60代活躍」「年齢不問」「即日勤務OK」といった特徴で検索可能で、効率的に希望に沿った求人を探せます。

介護清掃員の求人数1,186件(2025年5月14日時点)
対応エリア47都道府県
ホームページURLジョブメドレー

かいごGarden

かいごGarden
出典:かいごGarden

かいごGardenは、株式会社ツクイスタッフが運営する転職サイトです。キャリア・コーディネーターから仕事を提案してもらうことが可能で、面接時のアドバイスや日程調整、賃金交渉などもサポートしてもらえます。

介護・医療の求人を約11万件扱っており、清掃員の求人は約50件です。就業後もサポートを受けられるのも特徴で、仕事上のトラブルや悩みを相談できるなど、アフターフォローが充実しています。

介護清掃員の求人数52件(2025年5月14日時点)
対応エリア47都道府県
ホームページURLかいごGarden

まとめ

介護清掃員は、介護が必要な方の暮らしを衛生面から支える仕事です。60代・70代のスタッフが活躍している職場もあり、自分のペースで働ける求人もあることから、無理せず働き続けることが可能です。

本記事で紹介した転職サイトも参考に、介護清掃員への転職を検討してみましょう。

この記事を書いた人

かいごマガジン編集部

かいごマガジン編集部です。
介護の専門的な情報をどこよりもわかりやすく紹介していきます。
また、世の中の介護がどのように変化していっているのか最新の情報も随時発信していきますのでお楽しみに!
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