皆さんこんにちは!
養護白寿荘の伊藤です。
2025年4月7日(月)11:00、当施設では、一般社団法人アーツアライブによる「対話型アート鑑賞プログラム」を開催しました。
今回は8名のご利用者が参加され、スクリーンに映し出された絵画を囲んで、自由な感想や思い出を語り合う温かな時間となりました。
鑑賞した作品
• ウィンズロー・ホーマー《風が強まる》(1873–1876年)
• 葛飾北斎《駿州江尻》(1830–1832年)
1. 「海の絵は、若いころ葉山に居たので、漁港を思い出した。舟の揺れがこちらにも伝わってくるようだった。」
ご利用者の声(感想の一部ご紹介)
2. 「北斎の絵は、風がとても強そうで、紙が飛んでいく様子が面白い。昔は紙芝居もこんなふうに飛ばされたことがあったよ。」
3. 「波が荒々しくて、おっかない!こんな日に舟を出すのは勇気がいるね。」
4. 「着物姿の人が懐かしい。昔の田舎の風景みたいで、見ていて心が落ち着く。」
5. 「この船に乗ってみたいね。ちょっと怖そうだけど、みんなで乗れば大丈夫かな。」
絵を見るだけでなく、「これはどんな天気だろう?」「どんな音が聞こえるかな?」といった問いかけに対して、それぞれの想像をふくらませながら会話が弾みました。
アートがもたらす心のゆとりと活性化
アート鑑賞は、高齢者にとって心の癒しや脳の活性化、コミュニケーションの促進につながります。作品から受ける印象や思い出を言葉にすることで、感情表現や会話の機会が自然と生まれました。
今後も「豊かな生活」の実現を目指して
白寿荘では、今後もアートや音楽、文化活動を取り入れながら、ご利用者の生活の質(QOL)向上を支援してまいります。
日々の暮らしの中で、「楽しい」「懐かしい」「またやりたい」と感じていただけるような時間を提供し続けます。