令和7年度 車椅子操作研修レポート(いずみ野地域ケアプラザ):小さな「声かけ」が、誰かの自由を支える力になる

令和7年度 車椅子操作研修レポート(いずみ野地域ケアプラザ):小さな「声かけ」が、誰かの自由を支える力になる

皆さんこんにちは!
養護白寿荘の伊藤です。


2026年1月27日(火)13:30~16:00、いずみ野地域ケアプラザでは、13名のボランティアの方達が集まり、実際の事故事例から学ぶ安全な車椅子操作について学びました。
講師は当施設の職員が務めました。


その貴重な内容を分かりやすくお伝えします。

はじめに:車椅子介助、あなたは自信を持ってできますか?

「いつか親の介護が必要になったら…」
「地域のボランティアに参加したいけど不安…」
そんな思いを抱えている方は少なくありません。

車椅子の最新事情:知っておきたい進化と課題

電動アシスト車椅子が主流に、最近の車椅子は電動アシスト機能により、坂道での負担が大幅に軽減されています。ただし、電動化で車体が重くなり、バスやタクシーへの積み込みに工夫が必要なケースも増えています。


命を守る基本操作:絶対に忘れてはいけない3つのポイント

厚生労働省の事例集からも明らかになった、安全のための3つのチェックポイントをご紹介します。


✅ チェック①:フットサポート(足置き)の上げ下げ
最も多い事故がこれ! 乗り降りの際、フットサポートを上げ忘れると転倒や足の巻き込み事故につながります。「乗るとき上げる、降りるとき上げる」を習慣化しましょう。
✅ チェック②:ブレーキは「常に」かける
道路は排水のため必ず傾斜があります。目に見えない微妙な傾斜でも車椅子は動いてしまうもの。短時間の停止でも、必ずブレーキをかける習慣をつけましょう。
✅ チェック③:段差・傾斜地での走行テクニック

実践Q&A:現場で起きる「困った!」への対処法

Q. 横断歩道で車椅子が流されそうになったら?
A. 前輪(キャスター)を少し浮かせる。
無理な場合は別ルートを選ぶ。
2人体制で補助する。
「1人で何とかしよう」とせず、状況に応じて柔軟に対応することが重要です。

Q. 電動車椅子が転倒している場面に遭遇したら?
A. これは非常に重要です!絶対に1人で起こそうとしない
まず周囲に応援を呼ぶ
意識確認を行う
無理に動かさず、専門職や救急に連絡
「助けたい」という気持ちは大切ですが、二次被害を防ぐためにも冷静な判断が必要です。

「声かけ」は命を守る魔法の言葉

研修で最も強調されたのが、声かけの重要性です。


「動きますね」
「止まりますよ」
「段差がありますので気をつけてください」
こうした声かけを徹底することで、不測の事態でも利用者の協力を得やすくなり、結果的に事故を防げるのです。無言での操作は利用者に恐怖心を与えます。
コミュニケーションは単なる親切ではなく、安全のための必須技術なのです。

まとめ:誰もが安心して支え合える社会へ

講師からのメッセージ
「車椅子の操作に唯一の正解はない。介助者と利用者の双方が『安心・安全』であることが最も重要。日頃から道幅や段差に目を向け、想像力を持って活動していただきたい。」

あなたにもできる小さな一歩

✓ 外出時、道路の段差や傾斜を意識してみる
✓ 車椅子を見かけたら、困っていないか気にかける
✓ 地域のボランティア情報をチェックしてみる
✓ 家族と介護について話し合う機会を持つ

超高齢社会の日本で大切なこと

2026年現在、日本の高齢化率は30%に迫る勢いです。
車椅子介助の知識は、決して特別な人だけのものではありません。
若い世代も、子育て中の世代も、シニア世代も。誰もが知っておくべき「生きる知恵」です。

おわりに:今日から始める思いやりの実践

車椅子介助は、技術だけでなく想像力と思いやりが必要な行為です。
誰もが安心して外出できる社会は、私たち一人ひとりの意識から生まれます。
この記事が役に立ったら、ぜひ家族や友人にシェアしてください。
知識を共有することが、安全な社会づくりの第一歩です。


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この記事を書いた人

かいごマガジン編集部

かいごマガジン編集部です。
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また、世の中の介護がどのように変化していっているのか最新の情報も随時発信していきますのでお楽しみに!
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