皆さんこんにちは!
養護白寿荘の伊藤です。
2025年2月21日(金)、横浜市立いずみ野中学校の1年生を対象に、「人権」をテーマとした高齢者理解教室を実施しました。

当施設は通所の職員が車いす体験を担当し、泉区社会福祉協議会や地域ケアプラザの皆さんとともに、高齢者疑似体験や講話を通じて、生徒たちに新たな気づきを提供しました。
横浜市立いずみ野中学校「高齢者理解教室」の概要
• 開催日:2025年2月21日(金)13:35~15:05
• 対象:1年生(4クラス、約140名)
• 目的:人権についての意識を高める
• 内容:
• 高齢者疑似体験(ケアプラザ担当)
• 車いす体験(白寿荘担当)
• 質疑応答を中心とした講話(体育館にて)
「車いす体験」とは?
今回の車いす体験では、全員参加型ではなく、各班の代表者が体験し、その感想を共有する形式で実施しました。
これは、前回の「職業体験」と異なり、今回は「人権」がメインテーマであるため、車いす利用者の視点や不安感をより深く理解することに重点を置いたためです。

体験内容
• 段差(マット)を超える難しさ
• 乗っている側の視点から感じる不安感
• 介助する側の力加減やスムーズな操作方法
生徒の皆さんは、普段何気なく見ている車いすマークやヘルプマークの本当の意味についても学びました。
生徒の皆さんの反応は?
「こんなに怖いと思わなかった!」「段差があるだけで進めなくなるのが大変だった!」「介助する側も力加減を間違えると危ないんだと分かった!」といった感想が寄せられました。
また、講話で紹介したヘルプマークの資料は学校の廊下に掲示され、生徒たちが「連休中に見たことある!」「コンビニのレジ近くで見かけた!」と話してくれたそうです。
このように、日常の中で福祉に対する意識が高まるきっかけになったことは、私たちにとっても大変嬉しいことです。
まとめ:地域と連携しながら「福祉」を身近なものに
白寿荘では、今後も学校や地域と連携しながら、高齢者や障がいを持つ方々への理解を深める取り組みを続けていきます。福祉は、特別なことではなく、誰もが関わる「身近なこと」です。
この活動を通じて、「思いやりのある社会づくり」の一助となれば幸いです。
最後に、横浜市立いずみ野中学校の先生方、泉区社協・ケアプラザの皆様、そしてご参加いただいた生徒の皆さん、本当にありがとうございました!