対話型アート鑑賞プログラムを実施しました!

対話型アート鑑賞プログラムを実施しました!

皆さんこんにちは!
養護白寿荘の伊藤です。


本日10/23(水)、一般社団法人アーツアライブの方たちをお招きし、当施設にて対話型アート鑑賞プログラムを開催しました。


第一部9:30~10:10・第二部10:40~11:20ともに6名ずつの入居者が参加され、アートを通じた交流を楽しんでいただきました。

このプログラムでは、作品をただ鑑賞するだけでなく、感じたことや意見を自由に語り合う場を設けています。
普段は口数が少ない方も、絵の色や構図に興味を持たれ、自ら積極的に話をされる姿が印象的でした。
「この絵は秋の風景のようだね!」「ここにある赤がとても素敵!」といった声が上がり、参加者同士の新たなつながりも生まれました。

鈴木春信『柿の実とり』


「実の黒点といった細かな点に気づいておられたり、描かれた人物を芸者と捉えたりして意見を表明されていた。」「人物の着物の着こなしに着目されており、他利用者にさらなる気づきをもたらしていた。また、昔のお住まいに渋柿のなる木があったことを回想されていた。」「自身の入所当時は女性入所者の玄関付近に柿の木があったことを回想されていた。」「描かれた2人の人物の顔が似ているとの気づきを発表されており、他利用者の発想をさらに膨らませるきっかけとなった。」「木々の色を通じて秋を連想されていた。また、人物が履いている下駄(高下駄)を懐かしむ場面もあった。」「隣家の柿を取ろうとしている場面を想像されていた。」


パウル・クレー『秋の使者』


「絵から風船を連想されるなど、非常に豊かな感性をいきいきと表現されていた。」「暗色の中にあるオレンジ色の丸をもとに、寂しい暗がりの中にも希望がある様(自身の願望)を表しているのではないかと考察されていた。」「作者が注目してほしい箇所を鑑賞者が捉えやすいように強調して表現しているのではというように、作者の意図を考察されていた。」「他の利用者の「寂しそうな雰囲気」といった感想に相槌を打たれていた。「オレンジ色の丸を通じて太陽フレアを連想されていたほか、全体像を見て寂しい印象を感じていた。」


終了後には次回の開催を心待ちにされていました!


アートの力で心がほぐれ、笑顔が増えたひととき。
今後も入居者の豊かな時間を創出する取り組みを進めてまいります。

この記事を書いた人

かいごマガジン編集部

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