寿で暮す人々あれこれ
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— 85 —寿で暮らす人々あれこれイントネーションで聞き取りにくいが、楽しそうに話すので楽しくなる。老人クラブの活動の合間のコーヒータイムの時も、何かとやることを見つけてこまめに動いていらっしゃる。さて、じっとしていない双璧は、保育所玄関や園庭の掃除をしてくださっている荒川さんとどちらかというところ。そんなあべちゃんだが、いろいろな個性を持つクラブのみんなから副会長として一目置かれている。老人クラブの人たち (その4) ─ 荒川さんのこと皆さんご存知の、保育所のお掃除をしてくれている老人クラブのメンバー。荒川さんも、寸暇もじっとしていない。仕事を見つけ作り出すのだ。クラブのメンバーで一番古い人で、今日まで30年近いお付き合いになるが、心身ともに安定していて変らない。いろいろと体調を悪くし手術なども経験しているが、すこしもへこたれずいつも淡々として平穏な様子である。なんと幸せな方なのだろう。こんなふうに年をとりたいものだと思わせられる方だ。捨てられて使えそうなものを拾ってきてクラブの活動で使っている。御年86歳。少し耳が遠いが耳元で少し声を大きく話すと通じます。寿の高齢者のNO2である。NO1は93歳。

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