寿で暮す人々あれこれ
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— 16 —同年10月、南区中村町にデイケアセンターを開設しましたが、近隣の住民、町内会の反対があり横浜市議会に請願書が提出されました。戸別訪問や集会などを重ねて地域に理解を訴え続けました。平成5年11月、横浜市議会の後押しもあり、町内会の理解を得て開設されました。平成6年6月、寿地区に移転し平成18年3月、NPO法人 市民の会 寿アルクとなりました。やがて、100人余の方々が通所する施設になりました。アルコール・プロセミナーの開始  昭和55年、アルコール依存症が回復する病気ということが、回復した本人の姿や行動から、関係機関の関心が高まっていきました。そんなことから、寿福祉センターで、依存症者本人、福祉事務所職員、福祉施設職員等により依存症の理解のために「プロセミナー」が始められました。はじめは、依存症者本人と福祉関係職員数人から始まりましたが、以後毎月1回続けられ、少しずつ参加メンバーが増え、医師も司法関係者も参加するようになりました。参加者で事務局を作り「プロセミだより」も発行されるようになりました。出席者も多くなって分かち合いができにくくなってきたので、平成2年、プロセミの役割は終えたとして終了しました。その後、福祉、保健、医療、司法など関係機関の連携も広がり、回復のための相互協力が円滑かつ積極的になっていきました。これらの連携がアルコールデイケアセンターが地域で生活しながら回復する場としての「ソーシャルモデル」となったといってよいのではと思います。老人会食昭和51年9月、月2回の老人会食を開始しました。寿の多くの人たちは外食でした。寿に取材に来ていた婦人之友の村本記者が、センターの老人会食の計画

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