10.03.31
Category: 横浜市踊場地域ケアプラザ
踊場ケアプラザでは、毎週火曜日1:30~3:30、「互楽会」という高齢者サロンを開催しています。毎回40名以上の参加者、10名以上のボランティアやスタッフで賑わっています。
互楽会が始まったのは平成12年4月、そう介護保険が始まった年です。介護保険が始まる前、ケアプラザのデイサービスには様々な高齢者が集まっていました。もちろん介護が必要な方が中心でしたが、それ以外にも元気だけれども家に居がちで、社会交流の場としてデイサービスを必要としている方も多くいらっしゃいました。そしてそういう方々は、介護認定が自立となってしまいデイサービスへの参加が出来なくなりました。参加が出来なくなった高齢者と話し合いを持ったところ、「ご飯もお風呂も要らない、みんなで集まる場があればいいんだよ」という声が多く、「じゃあやってみようか」と始めたのが互楽会です。当時はまだ“高齢者サロン”なんて言葉が普及しておらず、“自立高齢者サークル”と呼んでいました。
それから10年、多くのメンバーとボランティアに支えられて続けることが出来ました。大半のメンバーは代替わりしています。「互楽会」と名付けてくださったメンバーもすでに鬼籍に入っています。デイサービスにも“元互楽会メンバー”がたくさん参加しています。現在では地域に高齢者サロンが増え、決して珍しいものではなくなりましたが、互楽会は誰でも参加できる最も敷居の低い事業として機能し続けています。
3月30日にささやかながら、10周年を皆で祝いました。写真は、お祝いの紅白饅頭です。
踊場地域ケアプラザ コーディネーター 生田