23.07.31
Category: 大倉山保育園
まだ子どもたちがひとつ下の学年の3月の頃の事です。
お散歩で近隣にある大倉山梅林公園に行きふもとにある大きな池でおたまじゃくしをつかまえました。
後日、先生の家からもおたまじゃくしがやってきて7匹の仲間に。
そして4月、子ども達と一緒におたまじゃくし達も4歳クラスのとまと組に進級したのでした。
茹でほうれん草を食べて日に日に大きくなるおたまじゃくし達。
大きな水槽に入れるころには足が生えてきました。
陸に上がれる様に大きな石を入れてあげたり餌のほうれん草を入れてあげたりと、子ども達も毎日お世話をしてあげます。
4月から5月にかけておたまじゃくしには手も生え始めてカエルの姿に近づいてきました。
しっぽがだんだん短くなり手足で水をかいて泳ぐようになりました。
この頃になるとエラ呼吸から肺呼吸になるそうで、陸に上がってくるそうです。
足場になる木を入れているもののまだうまく上陸できず、何匹かは残念なことに溺れてしまいました。
子ども達みんなで残ったカエルたちが溺れないようにどうしたらいいか相談をして、近隣の市ノ坪公園へ。
カエルが登りやすそうな木を探して集めた枝の中から2本を選んで設置しました。
早速登り始めるカエル2匹に大喜びの子ども達でした。
5月下旬ごろには、残念ながらカエルは2匹に。
生き物を育てる難しさを感じながら、その2匹をみんなで大事に育てる決意を改にした担任達でした。
さてすっかりカエルになった2匹ですが、もう茹でたほうれん草は食べません。
大きさもまだ小指の爪の先ほどの小ささなので、小さな生餌の虫しか食べられないのです。
週に1~2回はクラスで散歩行きアブラムシの付いている草花を探してカエルたちのお土産にしました。
しかし、アブラムシの沢山いた草花も花が散ると一斉にいなくなり次の餌探しに奮闘する担任たち。
各ご家庭の協力もありカエルたちのご飯を確保!(ご協力本当にありがとうございました!)
6月頃には0.8cm程だったカエルも1.5cmほどに!
姿もしっかりカエルで子ども達は『ケロ』と『ゲロ』と呼んで可愛がっていました。
(おそらく見分けは付いていないかもしれません笑)
6月の下旬の事です。
ある朝、いつも通りにとまと組に子どもたちがやってきたところカエルの様子が…。
どうやら夜間に小さな水のケースの中で溺れていたようです。
次いでもう一匹も同じ様に溺れてしまいました。
お世話を沢山していた子もいて寂しそうにしていました。
死んでしまったカエルたちのお墓は玄関近くの花壇で、踏まれないように端っこに作る事になりました。
ここにはおたまじゃくしもいます。
穴の中に入れてあげて、お当番さんが土を掛けてあげた後はみんなで手を合わせました。
『カエルちゃんげんきでね』『きてくれてありがとう』と思い思いの言葉を掛ける子ども達でした。
今はみんなで植えたキュウリやミニ人参やインゲンのお世話をしています。
キュウリの赤ちゃんができると『おおきくなれ~~!』とみんなでおまじない。
今までに3本ほど収穫して給食でおいしくいただきました。
そして新しいプランターには可愛い小さな芽が…?
実はこれは、みんなでスイカ割りをしたときに1粒ずつ種をとっておいて植えたのが出てきたのです。
絵本『ばばばあちゃん すいかのたね』のようにグングン育っておいしいスイカが出来るかも?
『またスイカ割りが出来るね!』楽しみにしている子ども達です