KANAGAWAKEN KYOSAIKAI Blog きょうさいかい みんなのぶろぐ
神奈川県匡済会(かながわけんきょうさいかい)みんなのブログでは、
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23.06.01

Category: ホームレス自立支援関連事業

第2アルク地域活動支援センターでの訓示@はまかぜ

みなさま、こんにちは。去る5月29日(月)13:30~15:30まで、今年4月に入職した伊藤職員と「第2アルク地域活動支援センター」へお邪魔しました。断酒活動の4つの柱のひとつであるミーティングを見学するためです。ミーティングが始まる前に、まずは、石川施設長に中間施設(アルク)の役割やアルコール依存症についてのお話しをしていただきました。

この方が、第2アルク地域活動支援センターの施設長:石川さんです。断酒歴18年にもなるアルコール依存症当事者です。現在は、ご立派に回復され各種依存症で苦しむ仲間たちを沢山助けて下さっていますが、そんな石川さんもかつては、「はまかぜ」の前身である「まつかげ一時宿泊所」に入所した経験の持ち主です。石川さんは施設入所中に「サントリーオールド」を飲んでしまい、飲酒退所させられたことがあると、笑いながらお話しして下さいました。そんな経験をした石川さんに断酒活動継続の秘訣を伺ってみると、こうを語ります。「まずは自分が依存症であると認めて、病気であることを受け入れることです。」と短い言葉の中には、自伝的な重みを感じ多くを語らなくても説得力は充分でした。

伊藤職員も準備されたハンドブックを手に、石川さんのアルコール依存症やアルク(施設)の説明などの訓示を真剣に聞いています。石川さんの訓示は何度聞いてもタメになります。ありがとうございます。

 

石川さんの訓示が終わると、早速、ミーティングの見学に入ります。ミーティングは90分間ですが、メモや録音、撮影などは禁止の「clause」になっています。そのため、テーマが書かれているホワイトボードだけの撮影にとどめています。このミーティングで体験談を話し分ち合うのが何よりの治療になるのです。

今日は、石川さんのお話しのほか、ミーティングにも参加させていただき、断酒活動への理解が深まりました。どうもありがとうござました。

 

ブログ制作:いちはら