23.03.13
Category: 特別養護老人ホーム白寿荘
3月は祈りの月
3月。
ひな祭りや春分の日など、春の訪れを感じる月でもあり、
また一方で祈りの月とも言えるのではないでしょうか。
3月10日、1945年のこの日は東京大空襲があった日です。
白寿荘をご利用の方々で、戦地に赴かれた世代の方は少なくなりましたが、
戦中戦後、空襲や学童疎開を経験された方たちは、大勢いらっしゃいます。
辛い記憶のためなのか、お話し下さる方は少ないですが。
今でこそちょっとお茶目だったり、ひょうきんなことを言ってばっかりいる白寿荘のみなさんの中にも、
辛い記憶をとどめている方もいらっしゃるのかもしれません。
そのことに少し思いを馳せる日もあってもいいのでは、と思います。
みなさんは何もおっしゃらないけれど。
そして3月11日。
東日本大震災があった日です。
あの日、たくさんの方の時間が止まってしまいました。
もしも時間が止まらなかったら。
その後コロナ禍もあり、世界はすっかり変わってしまいました。
でも「天災は忘れたころにやってくる」。
世界は変わっても、どれだけ科学技術が発達しても、
少なくとも今のところ、寺田寅彦のこの言葉は真理であると思います。
みなさま、この機会に備えを見直してみて下さいね。
祈りとともに。